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ロシアW杯より藍をこめて

サッカー日本代表・ロシアW杯への道程・藍は日本代表ユニフォームの色をイメージ
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Act.17 【日本代表監督は今後も日本人になるのか】

ガーナ戦に向けた27人の選手発表の時、西野監督はGK以外ポジションを書かないで欲しい、みたいなことを言ってポリバレントを重視したことを強調していた。中島を外した理由もそれであるという。このメンバー選考を見て「有名な人は外されないんだね。大谷さんは入ってないの?」と嫌味を言う女性もいる。僕の娘だが。NHKでは山本昌邦さんがハリルホジッチは「戦術ありき」だったが、西野さんは「選手ありき」の考え方だと述べていた。

「選手ありき」ということは、我らがサッカーになるという事か。この際だから勝ってもらえればどうでもいいか。一つ言えることは、どういう選手が選ばれるにしろ、今の時期はグループリーグで対戦する相手にどの様に対峙するかの戦略的ディティールを詰める時期だという事だ。大雑把なチームコンセプトなどを述べている時期はとっくに過ぎている。しかし、スカウティングという意味では、この時期の監督交代も悪いことばかりではない。相手国にとっては「今までのスカウティングは何だったんだ!」という事になるのかもしれない。まあ日本相手ではそれほどの問題ではないのかな。とにかく西野監督には、「結局、本田や香川をW杯に出させたかっただけ…」等と言われないような采配を期待したい。

そういえば、田嶋サッカー協会会長は「ロシアW杯以降も代表監督は日本人で」という意向であるという記事を何かで読んだ。今後は国際経験豊かな外国人監督が日本代表を率いることが無いという事になるのだろうか。

戦術やコンセプトが「独りよがり」にならない為には、絶えず世界と接することが重要だ。日本を含め、アジアが世界に勝てないのは地政学的不利が大きな原因の一つである気がしてならない。強豪国と本気で戦う機会が無ければ世界との差も分からないし、例えば守備の文化も根付かない。欧州や南米の中堅国が持つ強かさ、しぶとさは、予選に強豪国がいるからに他ならない。サッカー弱小国である日本は、そこで経験値を積んだ名将にまだまだ学ぶべき時期だろう。

次の4年間を日本人が監督をすることにより、妙なバランス感覚、つまり「忖度」をコンセプトにしたチームができないように祈るばかりである。



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Act.12 【暗い船出を印象付けた日本代表の新監督】


田嶋会長の記者会見の時もそう感じたのだが、西野監督記者会見も、何かに誤って触れないよう最大限に気を使い、言葉を選び、時には喋りにくそうに、また時には遠回しに答えていた。とにかく矛盾を感じる回答が多かった。恐らく言えない事、言ってはいけない事が何かあるのだろうと推察する。しかし、それを差し引いても聞きにくかった。分かりにくいというべきか。喋りが流暢ではないし、間が悪い。田嶋会長もそうだったが、すぐに話のポイントがボケる。同じ内容を繰り返す。何より話が面白くない。

質問の内容にも問題があるのだろうが、仮にも国の代表監督なのだから、聞いている相手を引き込むような、もっと魅力的なしゃべり方が出来ないものかと思ってしまう。特に今回のような会見は、大体出る質問はあらかじめ予想できるような会見だ。

昔でいえば、川淵さんは上手かった。実に魅力的な喋り方をする人だった。岡田さんもそのサッカー解説はわかりやすく面白い。オシム氏に関しては言うに及ばず。話というのは内容が内容であっても喋り方ひとつでその受け止め方が違ってくる。

外国のサッカー監督は皆喋りが上手い。ジョゼップ・グアルディオラ など、その上スペイン語、英語、ドイツ語と3か国語でそれぞれの国の記者に流暢に答えていたのには感心したものだ。大企業でも出世する人は喋りが上手い。コミュニケーションが必要とする世界で上に立つ人間は、まず喋れなければダメだと思う。サッカーの監督も然り。ここでいう「喋れる」とは、流暢で抑揚があり、分かりやすくて説得力があることだ。

今は不安をできるだけ解消しなければならない時期だと思うが、新たな代表監督記者会見をみて、先行きの不安を感じた人は多かったのではないだろうか。

事情は察するが、なんだか悲壮感漂う暗い船出に見えてしまった。




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